こんにちは😊
ハッピースマイル南堀江です🌈
ハッピースマイルでは、ことば音楽療法を主体とした、個別音楽・集団音楽を行っています🎼
その中には、音楽療法の要素も含んだプログラムを行っています。
似ている様で、少し違う。
けれども、音楽を使う意図や目的は似ているという、「親戚」の様な関係です🥁
音楽療法士の視点で、何回かに分けて「音楽を用いる療育」についてお話したいと思います😌
今日は「音楽にある3つの力」についてです🙂
日本音楽療法学会が掲げている、音楽療法の定義には、「音楽療法とは音楽の持つ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などにつけて、音楽を意図的、計画的に使用すること」となっています。
(日本音楽療法学会ホームページより引用)
これだけ読んでも…
難し過ぎますよね😵💫
では、3つの力に分けて、噛み砕いて説明していこうと思います🙋
1️⃣生理的作用
ロックの様なハイテンポで激しい楽曲を聴くと気分が盛り上がったり、静かで優しい旋律に心が落ち着いたり、短調の楽曲を聴くとどこか寂しさや悲しさを感じたりと、ほぼ全ての方が、音楽の種類によって、情動が動く経験をされた事があるのではないでしょうか。
その時、体内では、心拍や血液循環等の自律神経に影響を与えたり、音楽に参加することで、内分泌系にも影響を及ぼし、不快ホルモンのコルチゾルが減ることが研究されています。
2️⃣心理的作用
1️⃣でも少し説明した様に、言語的コミュニケーションを使用せず、情動を高揚させることで発散させたり、逆に鎮静させ癒されたりと気分転換ができる、つまり音楽には、心に響く力があるということです。
3️⃣社会的作用
音楽を用いることで、行動をそろえたり、一体感を持たせたり、社会的環境に合わせる為に音楽の力を借りて自己コントロールを促す力が音楽にはあるということです。
また、音楽には、互いの表現を認め合ったり、非言語コミュニケーションで共感し合う力があることも特徴です。
この3つの力が音楽にはあることから、ハッピースマイルでも、子ども達に、個々の発達に応じて無理なく、また集団活動に音楽を取り入れることで、他者とのコミュニケーションを促すきっかけとして、音楽を用いた療育を行っています😊